ジャパニーズ・ウイスキー
スコッチウイスキーの模倣から始まったジャパニーズウイスキーですが、
今や世界のウイスキーの中で確固たる地位を築いています。
◎日本のグレーン・ウイスキーの特徴
トウモロコシ・ライ麦・小麦などの穀類(Grain:グレーン)を大麦麦芽
で糖化し、発酵させた後、連続式蒸留機で蒸留したもの。
現在は、他塔式連続蒸留機を使用して、アルコール度数94%~95%未満で
留出させ、樽で熟成させます。
熟成期間は、各蒸留所で発売する製品の性格に応じて、熟成の長短を決め
ていますが、グレーン・ウイスキーの性格上、モルト・ウイスキーのよう
に長く熟成させる必要はあまりないといえます。
◎日本のブレンデッド・ウイスキーの特徴
日本の現代のウイスキーの主流は、モルト・ウイスキーとグレーン・ウイ
スキーをブレンドするブレンデッド・ウイスキーです。
「賑やかな風味」のモルト・ウイスキーと「香味が軽く淡白」なグレーン
・ウイスキーをブレンドした飲みやすいウイスキーです。
ブレンドを変えることにより、人々の嗜好に応じたウイスキーをつくること
が可能なため、日本のウイスキーづくりの主流になっているのでしょう。
それぞれのウイスキーの個性を生かしながら、目的とする製品の香りや味を
作り出す工程(ブレンド)は人間が主役(ブレンダー)となって製品をつく
りだしますが、もっとも大切なことはモルト・ウイスキーの品質の劣りや、
熟成不足などがあった場合、グレーンウイスキーにはそれをカバーする力が
ないため、モルト・ウイスキー原酒の品質、配合率がブレンデッド・ウイス
キーの良否の鍵になります。
ブレンドを終えたウイスキーは「後熟」という再貯蔵過程に入ります。モルト
・ウイスキーとグレーン・ウイスキーをブレンドすると、希釈熱の発生などに
よりブレンドされたウイスキーの風味が一時的にバランスを失いますが、
「後熟」させることにより、もとのバランスが戻ってきます。
後熟を終えると、適当なアルコール度数まで割り水され、瓶詰めされます。
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この続きは次回に(清酒の価格のうつりかわり)
6月19日は「父の日」 プレゼントにこの1本を
国産サントリー
サントリー 山崎 25年 43度 700ml
売価¥10万5000円(税込)
酒齢25年を超える長期熟成シェリー樽原酒を厳選。丁寧にヴァティングした
スーパープレミアムウイスキー。年間生産本数千数百本の限定品です。
国産サントリー
サントリー 響 30年 43度 700ml
売価¥10万5000円(税込)
年間数千本しか作れない、貴重で稀少な限定品。
モルト原酒には秘蔵の超長期熟成樽の中から山崎ホワイトオーク樽を
中心に最低でも酒齢30年以上のモルト原酒が入念に選ばれ、
これに酒齢30年以上の円熟グレーン原酒を吟味して丁寧にブレンド。
サントリーブレンデッドウイスキーの最高峰
国産ニッカ
ニッカ 余市 20年 52度 700ml
売価¥1万6800円(税込)
余市シリーズは、余市で醸造から熟成までを過ごしたモルトだけをヴァッティング。
樽熟成香と円熟味のある口当たり、コクのある味わいが特徴。数量限定品。
飲酒は20歳になってから。未成年の飲酒は法律で禁止されています。
飲酒運転も法律で禁止されています
妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。
ほどよく、楽しく、いいお酒を。飲んだ後の容器はリサイクルにご協力ください。
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