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2011年7月 4日 (月)

日本酒と保存と熟成

生酒の場合
 生酒は必ず冷蔵庫で保存し、飲むまでの間、特に開封後は大切に保存して
 あげましょう。開封後も一升瓶のまま保存するのが理想ですが、一升瓶を
 立てて置くスペースを確保するのは一般家庭ではなかなか難しいでしょう。

 ですから、一升瓶を買ってきたらすぐに、4合瓶か薬品用の角型瓶(六百ミ
 リリットル)に移し替えて冷蔵庫に保存してしまいます。こうすれば、一升
 瓶3本分くらいが狭いスペースに収まり、なおかつ、一度に2~3種類のお
 酒を楽しむことが出来ます。

火入したお酒の場合

 冬場
 陽の当たらない部屋なら箱に入れるか、新聞紙で包んで置けばいいでしょう。

 春・夏・秋
 生酒と同じように、瓶に小分けして冷蔵庫に保存したほうが良いでしょう。

古酒の場合
 一升瓶を買ってきて、一度に飲んでしまうことはあまりないと思いますが、
 古酒の場合は酒の量が減って行くにしたがって(何日かで)味が変化していく
 のを楽しむことができます。ものによっては、開封後1週間くらい経つとす
 ばらしい味わいに変化しているものもあります。

 冷蔵庫に、一升瓶一本でも立てて置けるスペースがあれば、その変化を楽し
 むことができるのですが、なければ4合瓶に移し替えて保存するのもよい方
 法です。

日本酒は新しいものが美味しいと思われがちですが、それは必ずしも
正しいとは言えません。

確かに、出来たての新酒の華やかな香りと味には魅力的なものがあります。
しかし、表面的な華やかさだけで、いま一つ味わいに物足りなさを感じる
こともしばしばです。

よく、見ために惑わされることがありますが、悪く言えば「ぱっと見のかわ
い子ちゃん」「番茶も出花」と言ったところでしょうか。
ワインで言うボージョレー・ヌーヴォーのようなものでしょう。

出来の良い日本酒は、新酒の時からその華やかな香りに加え、味に奥行き・
深みも持ち合わせているものも有ります。しかし、日本酒もワインと同じよ
うに、熟成によって本当の旨味が引き出されるものが沢山あります。そして、
出来の良い日本酒ほど良い熟成をし、長期の熟成も可能かもしれません。

逆に、出来の良くない日本酒は、夏を越せずにヒネてしまいまうものが多いそ
うです。一概には言えませんが、生のお酒を買ってきた時は、洗っておいた4
合瓶に移して保存してしまいます。
(注:栓のところまでいっぱいに入れて空気
を入れない)
こうして冷蔵庫に保存しておけば古酒(熟成酒)ができるという訳
で、1本のお酒を2度楽しむことができます。

また、熟成とは違うかもしれませんが、栓を開けてから日が経つに従って、味が
変わっていくものが多くあります。
劣化ではなく、美味しい方へ変化していくものがあるのを皆さんも経験されたこ
とがあるでしょう。

このような変化を楽しむのも、一つのお酒を味わう楽しみではないでしょうか。

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この続きは次回に(清酒と健康)

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Photo

京都の名水「伏水」を使用し「永年の伝統」と「技術の枠を結集」
し米と米麹だけで丹精を込めて醸された純米大吟醸酒

飲酒は20歳になってから。未成年の飲酒は法律で禁止されています。
飲酒運転も法律で禁止されています
妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。
ほどよく、楽しく、いいお酒を。飲んだ後の容器はリサイクルにご協力ください。

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